2008年11月13日

おっちょこちょいのぎーよの門番〜総集編〜

さて!今回は「ぎーよのおやまでハイキング」でものの見事に悪がき・ぎーよとゆきちゃんたちに「ちぇくちー・ぎーよがいるよ!」といわれ一日中探し回った・・・あのモバン・ぎーよのお話です♪

朝の9時!
お城では大臣の発表が終わったころ。
ロイヤル・ぎーよでは朝ごはんを食べたゆきちゃんやみうみうがぽいくえんに向かっているころ。
めじーが風呂敷を広げてつぼを並べているころ。
そんな時間にぎーよ王国の門では…
「ぎよぎよ(モバンのやつ遅いなぁ〜)」
と、ニィワ・ぎーよがぶつぶつ愚痴をこぼしています。
「ぎよーぎよー(全く、いつだってあいつは遅刻して・・・あわ食うのは俺だっての)」
・・・愚痴をこぼしたところでモバンはきません。
「ぎよ〜(だから、俺は門番の仕事なんてしたくないって、人事の連中に言ったのに・・・ふぅ〜)」
・・・やっぱりきません。
「ぎよっ!(もう帰ろう!)」
とぼやいていると・・・遠くから
「ぎよ〜」
とあわてた大きな声と砂煙とともにものすごい速さでモバンが走ってきました。
「ぎよ!ぎよ・・・(何やってんだ!モバン!お前のせいでおれはいつ・・・)」
どーん!
あわてているモバンはニィワ・ぎーよに全く気付かずそのままぶつかってしまいました。
「ぎよ〜(ぎゃ〜)」
と遠くまで飛ばされるニィワ・ぎーよ・・・ぎーよのおやままで飛んでいってしまいました。
「ぎよぎよ(遅刻だ!遅刻だ!)」
と言いながら、飛ばされたニィワ・ぎーよに気付かずにあわてて門番の控え室に入って行きました。
うぃーん、ガチャ!
「ぎよぎよ〜(ぎりぎりセーフ〜)」
タイムカードを押したモバンは安心した表情で言いました。
そして・・・
「ぎよ〜(あれっ!夜勤のニィワのやついないぞ〜さてはサボりやがったな〜)」
と自分が飛ばしたのにも気付かず。こんなことを言っています。
そして門の前に立って「門番」の仕事を始めました。

「ぎぐ〜」
5分しないうちに門からいびきが聞こえてきます・・・案の定モバンは居眠りしていました。
門を通るぎーよたちは
「ぎよぎよ(また、モバンが居眠りしてら〜)」
とくすくす笑いながら通り過ぎていきます。
と、そこへぎーよじゃなくてスプーンみたいなのが近づいてきました。
「あの〜ぎーよ王国ってここですか?」
「ぎぐ〜」
「あの〜」
「ぎぐ〜ぎごぁっ」
何回も声をかけて、ようやくモバンは目を覚ましました。
「ぎよ〜(珍しいね、声かけられて起きるなんて)」
と通り過ぎたぎーよが笑っています。
「ぎよ〜(うるさいよ〜仕事しているっての〜)」
とモバンが言いました。
「あの〜ぎーよ王国はここですか?」
・・・
モバンは固まってしまいました。
モバンはぎーよ語しか話すことができないのですっかり固まってしまいました。
そこにちょうど良くまちゅーさんが通りかかりました。
「あれっ!ま・・・いやおさじ君じゃん!」
「あー!か・・・いやまちゅーさん!良かった」
「どうしたの?」
「昨日、ゆきちゃんから電話があって・・・」
「ほうほう」
「おさじさん!明日までにチーズケーキを持ってくるんだジョ!持ってこないと・・・」
「って言われたんです・・・」
「ほとんど脅迫だね・・・」
とまちゅーさんがいうと二人で苦笑いをしました。
「しかし、100人分でしょ?どうやって持ってきたの?」
「トラック借りてきましたよ〜しかも、昨日電話をもらってから作り始めたので徹夜ですよ〜」
おさじさんは眠そうに目をこすりました。
「じゃぁ、案内するからロイヤル・ぎーよまで一緒に行こう」
といって、そのまま門を通ろうとしたとき
「ぎよぎよ!(これいっ!止まるギヨ)」
モバンが珍しく門番らしいことをしました。
「なんだよ〜いっつも居眠りしているくせに何だよ・・・っていってもモバンにはつうじねぇか」
まちゅーさんがそういうとポケットから、マスクを取り出しました。
ゆきちゃんからもらった道具でこれをつけるだけでぎーよ語が話せるその名も「Gマスク」です。
「ぎよんぎよん(おいこら!モバンめ!俺は顔パスでしょ〜)」
「ぎよ!ぎよ!(そいつは誰だ!怪しいやつめ!)」
「ぎよりぎより(ジャッフェ・ジョッファ王の親友なるジョ!)」
ゆきちゃんの真似をしながら言いました。
なぜかぎーよ達は「ジャッフェ・ジョッファ王」という言葉に弱く、モバンが
「ぎよ〜(通っていいよ〜)」
といいました。
まちゅーさん達はたくさんのチーズケーキが入ったトラックで行ってしまいました。
さて、まちゅーさんとおさじさんのお話は別のお話で〜す。
その後のモバンは・・・
おさじさんとまちゅーさんにたたき起こされたモバン・・・5分もしないうちにまた居眠り!
なんて懲りないんでしょう!!

遠くからお歌が聞こえてきます。
「じーよじーよ♪(海よ〜♪風よ〜♪超えて〜♪)」
「ぎーよぎーよ♪(海よ〜♪風よ〜♪超えて〜♪)」
と・・・最近少しだけぎーよ後を話せるようになったみうみうと仲良しのアッ・ぎーよちゃんです。
二人は同じ年で毎日ケンカするくらい仲良し、歌いながら門番に歩いてきました。
「ぎよぎよ(あっ!モバンだ)」
「じよじよ(ねんこしているね!)」
「ぎーよ!(そういえばね!)」
「じよ?(どうしたの?)」
「ぎよぎよ!(ママったら、アイス食べようとしたら、さっき食べたでしょっていって、くれなかったのよ!)」
「じよ!じよ!(それはしどいね!でも、うちだってそうよ!)」
「ぎよぎよ〜(そんなときはね〜ぎゃんぎゃん泣いてパチしてやればいいの!)」
「じよ!(それいいね!ぎゃんぎゃんなけば、いうこと聞くかもしれないしね!)」
「ぎよ〜(ついでに、どっかにぶつかった振りして、痛いよ〜泣けば〜)」
「じよ〜(どうしたの?なんて心配してアイスくれるね〜)」
と二人が、そんなばればれなことをしてもすぐに見破られて、意味がないことを楽しそうに話しています。
「ぎよぎよ(モバンのやちゅぐーすか寝ているね)」
「じよじよ(こういうのしゃぼてんっていうのよ!)」
「ぎーよぎーよ(しゃぼてん?)」
「じよ〜じよ〜(なんにもしないでぐーたらしているの)」
「ぎよ〜(ふぅ〜ん・・・)」
「じよじよ(びっくりさせたら「ぎよー」っていって起きるかな)」
「ぎよ!(やってみようか!)」
一人のちびっ子と一匹のちび・ぎーよがモバンに飛び乗ります・・・
ぼよ〜ん
二人はすぐに弾き飛ばされてしまいました。
それでも
「きゃっ!きゃっ!」
と喜んでいます。すっかり楽しくなった一人+一匹は何度も何度も「ぼよ〜ん」と遊んでいました。
何回も何回も「ぼよーん」しているのにモバンは全然起きません。そのうちにあっ・ぎーよとみうみうは遊びつかれて、モバン・ぎーよをまくらに寝てしまいました。

しばらくすると…
「おーい!」
「みうみうやー」
「あっ・ぎーよやー」
とゆきちゃんたちの声が聞こえてきます。
どうやら、あっ・ぎーよとみうみうを探しているようです。
でも、やっぱりモバンは起きません。
ゆきちゃんたち10人くらいが門まで来て、モバン・ぎーよのところにきました。
「あっ!みうみうとあっ・ぎーよだ!!」
「こんなところで居眠りして、かわいいの!」
「じじじ・・・」
最近、ゆきちゃんたちは「じじじ・・・」と声を出して笑うのが流行っているようです。
ゆきちゃんたちは楽しくなって、みんなで「じじじ・・・」と笑っていました。
「みうみう、そろそろお昼だよ」
「かうり(きゅうり)もあるよ」
「ぎよぎよ(あっちゃん、おきな〜アイスもあるよ)」
みうみうとあっ・ぎーよはむにゃむにゃ言いながら起きました。
でも、寝起きが悪く不機嫌で
「わー!」
とか
「ぎゃっ!」
とか・・・
すっかりカンカンになっています。
でも、流石はお姉ちゃん!ゆきちゃんは心得ています。
かわいいぎーよが書いてある水筒で、水を飲ませると…
「おみずおいしいね!」
といって一気に飲み干してしまいました。
あっ・ぎーよも
「ぎよぎよ(寝て起きたらおみずね♪)」
と喜んでいます。
「さぁ〜ぽいくえんに帰るよ」
とゆきちゃんたちがいうと
「はーい!」
「ぎよー!」
と元気に答えてそのまま、行ってしまいました。

ごーん!ごーん!
と鐘の音が聞こえます。これはぎーよ王国で12時を知らせる鉦の音です。
この音が聞こえると・・・
「ぎよー!」
と叫びモバンが起きました。
「ぎよぎよ(12時か・・・おなかすいたなぁ)」
といって、袋からおにぎりを2つ取り出しました。
そのおにぎりを丸ごと「ぱくっ!ぱくっ!」と食べてしまいました。
するとすぐに
「ぎよぎよ(食べるとおなかがすくよね)」
と、自分に対して言い訳を言うようにして、また居眠りを始めました。
その間にも、ぎーよ達はたくさん門を通っています。
あやしいぎーよとかいないかを見張る役割なのに・・・
どう考えても怪しい格好をしたぎーよがお城の中に入っていきます。
ちょうどそのとき、「ふぁ〜」とモバンが起きました。
「ぎよっ!(まずいばれたか!)」
と怪しいぎーよが言いました。
モバンがちらりと怪しいぎーよを見ます。
「・・・ぎよ(・・・いっつも寝ているくせに、こんなときに限って)」
モバンはフラフラと近づいてきます。すると、目がハートマークになり
「ぎよぎよ♪(いとしのちぇくちー・ぎーよさん来てくれたのですね♪)」
といいます。
「ぎよ?(なんだ?)」
と怪しいぎーよが返すと・・・
急にモバンが怪しいぎーよに抱きついて
「ぎよぎよ(ちぇくちーさん・・・アイシテオリマス)」
といってちゅーしようとしました。
「ぎよ!(ぎゃー離せぇー)」
怪しいぎーよはモバンを振りほどいて、そのまま高速で逃げていきました。
振りほどかれたモバンは
「ぎよぎよ(ちぇくちーに振られた)」
とぶつぶついったまま寝てしまいました。

ごーん!ごーん!ごーん!
鐘が3つ鳴りました。おやつの時間です。
モバンはむにゃむにゃと起きました。
モバンが大好きなポテトチップをおいしそうにバリバリ食べています。
そこに
「ぎよんぎよんデシ(お前がモバンデシか)」
と声をかけられました。
「ぎよぎよ!(怪しいやつめ!)」
珍しく門番らしいことをすると
「ぎよりデシ(怪しいものではございませんデシ)」
「ぎよぎよ(なんか訛っているし、ぎーよじゃないし、いやらしい顔しているし、怪しいやつめ)」
とモバンが返すと・・・
怪しいやつは2枚の紙を取り出しました。
1枚目は「ご利益のある坪を売ります。めじー商会宗家初代会長「メリー・ウー」」と書いていました。どうやら名刺です。
2枚目は・・・なんとちぇくちー・ぎーよのちぇくちーショット写真ではありませんか!
モバンはまた、目がハートになっています。
「ぎよんぎよんデシ(ことによってはこの写真あげてもいいデシ)」
「ぎよぎよ(マジすか!いいんスカ!)」
と・・・すっかり食いついています。
「ぎよりくすぎよりくすデシ(ではでは、まずはこの私メジーは顔パスでこの国に入れること)」
「ぎよ!(お安い御用です!)」
「ぎよっくデシ(メジーの手伝いをすること)」
「ぎよ!!(何でも言ってください!!)」
「ぎよーすデシ(メジーの手伝いをきちんとこなせば・・・このちぇくちー・ぎーよと会えるように手配してもよいデシ)」
「ぎよ〜(本当ですか!何でもします!!)」
「ぎよドンデシ(お前、ドラム叩けるらしいな)」
「ぎよぎよ(はいっ!ぎーよ王国で一番のドラマーです!!)」
「ぎよーりデシ(なら、メジーのバンドに入るデシ)」
「ぎよ!(はいっ!いまやっているバンドやめて入ります!)」
「ぎよスデシ(いい心がけだ。後はこのご利益のある壷を売るデシ)」
「ぎよっ!(では、早速並べましょう!)」

あっという間に壷が並べられました。
「ぎよんぎよんデシ(今日の夜九時から練習をするデシ・・・ギターだけ決まらないデシ・・・心当たりあったら教えるデシ)」
とメジーは帰ろうとしました。
「ぎよぎよ(写真は?)」
「ぎよよ(ムムム・・・意外と物覚えがいいデシ)」
メジーは写真をモバンに手渡しました。すると
「ぎよ〜(うひょ〜)」
とモバンはすっかり喜んでいます。
メジーが
「ぎよとぎよと(じゃあしっかり壷売れよ)」
といいましたが、
「ぎよぎよ(アイシテオリマス)」
モバンは目がハートになったままで、メジーの存在を忘れているようでした。
(失敗したかもデシ)
メジーは流石にそう思いましたが、ドラムが確保できたので良しと思い直し、ギタリストを探しにぎーよ王国に入っていきました。

メジーが去ってからは、モバンは何をしていたのでしょうか?居眠り?
いや・・・あれからずっとちぇくちー・ぎーよの写真を見てはニヤニヤしています。
いっつも居眠りばかりしているモバンが起きていること自体珍しいことなので、門を通るぎーよたちはびっくしていました。
モバンがニヤニヤしているうちに、日が傾いてきてきれいなオレンジ色が広がりました。
ごーん!ごーん!と6回なり、夕方の6時になりました。
夜勤担当のシカーリ・ぎーよがやってきました。
「ぎよぎよ(アニキ〜交代だよ)」
「ぎよ〜(エヘヘ〜ちぇくちーちゃん)」
「ぎよっ(何だよ、アニキ居眠りしていないと思いきや、気持ち悪いな〜)」
「ぎよ(だって、ちぇくちーちゃんの生写真手に入れたんだぜ)」
「ぎよぎよ(おっ!見せて見せて)」
シカーリが写真を見ると・・・
「ぎよぎよ(これ、今日発売した週刊ぎよにんぐの広告の写真じゃん)」
「ぎよっ(・・・まだ見ていない・・・)」
「ぎよ(ほらっ)」
と週刊ぎよにんぐを渡すと・・・
「ぎよぎよ(本当だ・・・くぅ〜くやしい!)」
というと、よっぽど残念だったのか、
「ぎよぎよ(しくしく)」
と泣きながら帰っていきました。

夜9時。
メジーが待ち合わせ場所に来てもモバンはやってきません。
「きぃー約束破ったデシ…痛い目にあわせるデシ!」
といって空き缶を蹴飛ばすと・・・
ガンっ!
「ぎよ〜(痛い!)」
と声が聞こえてきました。
そして
「ぎよぎよ!(痛いでしょ!私は大臣ですよ!無礼ですよ!!)」
(大臣!?)
「ぎよんぎよんデシ(これはこれは大臣でしたか、失礼しました・・・いい話があります)」
・・・
「ぎよぎよ(それは儲かりそうですな)」
大臣の目がドルマークになっていました。
ちょうどそこへ、しくしく泣いているモバンが通りかかりました。
「ぎよっ(あっ!お前だましたな!!)」
モバンが一気にまくし立てます。
「ぎよりぎよりデシ(やばいっ・・・それよりもモバン君)」
・・・
「ぎよぎよ(マジで?バンドで成功すればちぇくちーちゃんに会えるどころか!エヘヘ〜)」
とモバンがいうと
「ぎよぎよ(バンドが売れれば、私の株も上がるし、お金も!フフフ〜)」
(こいつら簡単デシ!これでこの国で大もうけができるデシ!!)

これはメジーアンドザバンチンツが結成される少し前の話なのでした!

おしまい!

1. まちゅーさんがゆきちゃん王国に現れた
2. ゆきちゃん王国に迷い込んだかわいい子達
3. 100人のゆきちゃんぎーよ王国に行く
4. 100人のゆきちゃんぎーよ王国に着く
5. 100人のゆきちゃんとぎーよの王様
6. ぎーよの国にニセモノ王様が現れた!
7. 暴れん坊のトッケイゲッコー
8. 雨の日は映画館に行こう!
9. ぎーよとスケート?
10. ぎーよのおやまでハイキング〜前編〜
11. ぎーよのおやまでハイキング〜中編〜
12. ぎーよのおやまでハイキング〜後編〜
13. ムンチ登場!

キャラクター紹介
まちゅー一家
ぎーよ
メジー一味
タグ: 絵本 童話 ぎーよ
posted by sr2s at 06:43 | お話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする