2011年07月29日

ぎーよとスケート

ムーチー

ムーチー「わっしょい!わっしょい!」

ゆきちゃん達が仲良くちびっ子達と散歩をしていると、ひらひらと3枚の葉っぱが舞い降りてきました。
「わっしょい!わっしょい!まちゅーをわっしょい!」
「若いねぇーちゃん好きのまちゅー!若いねーちゃんが好きなまちゅー!」
「酒がうまい!嫁さんにばらされたくなかったら、酒を出せ〜」
と、歌っている声が聞こえました。ゆきちゃんが
「あっ!ムーチーだ」
と言うと
「おっ!ゆきちゃんじゃねぇか!」
「ちょうどいいところに!」
「いろえろでっかい兄ちゃんは元気か!」
ムーチーが達がいいました。
「ぐふぅ〜元気だよ」
「今日はどうしたの?」
「面白いこと教えてよ!」
(いろえろって・・・子供が読むものなのに・・・)
と思っているまちゅーさんにムーチー達はとってもこのお話で書けないようなことをたくさん言ったあとに
「飲みに行ってくらぁ〜」
と何処かに行ってしまいました。
ゆきちゃん達も
「のみにいってくらぁ〜」
とぽいくえんに行ってしまいました。
飲みに・・・いやいやぽいくえんに着くとちびっ子ぎーよ達が喜んでいるようです。まちゅーさんも
「おはようございます!」
と、挨拶をしました。ぎーよ達にはぎーよ後で挨拶をします。まちゅーさんはまだたどたどしいしゃべり方です。「日本語」訛りも消えません。
すると、悪そうなちびっ子のぎーよ達が
「おはようございます!」
「おはようございます!」
とまちゅーさんのたどたどしい日本語訛りのぎーよ語を真似して言いました。
まちゅーさんは
(くぅ〜生意気な奴め)
と思いましたが、事実なので何も言えずに苦々しい顔をしていました。
今日、ぽいくえんではちびっ子ぎーよ達がスケート教室があります。ちびっ子達は大喜びで準備をしています。
ほんわかした感じのぎーよの子が「城の北にある『サモイ・ヨ・ネエ』という街にスケート場があることを教えてくれました。
ゆきちゃん達も早速準備を始めました。
準備が整ったら早速出発!
みんなぞろぞろと歩き始めました。ちびっ子ぎーよ達やゆきちゃん達はとっても嬉しいそう。
中には自分の家を見つけて列をはみ出して帰ろうとする子や、はしゃぎ過ぎてずっこける子、良くわからない歌を歌いまくる子などたくさんいました。
ゆきちゃん達も
「ちんとっと〜ちんとっと〜誰ぇ〜でも〜♪」
「ちんとっと〜ちんとっと〜知ってぇ〜いる〜♪」
「ちんとっと〜ちんとっと〜まちゅ〜も〜ん〜♪」
「ちんとっと〜ちんとっと〜まちゅ〜も〜ん!!!!」
とご機嫌に歌っています。
まちゅーさんは突っ込みたい気持ちだったのですが、可愛いことには違いないので突っ込まずじまいでした。
中には朝に会ったムーチー達の悪影響を受けて
「しゃけだ〜」
「しけもくばっかりすいたくないんだよ〜」
「しょんべんくせぇガキどもめ〜」
とか手当り次第にいっているゆきちゃん達がいたので、さすがにまちゅーさんが
「こらこら言葉が悪すぎるよ」
と言いましたが、なかなかゆきちゃん達は聞いてくれません。
結局まちゅーさんは移動の最中ずっと説得を続けないといけないのでした。

ゆちもん〜はる虎〜

ゆきちゃん「ワッショイ!ワッショイ!」

しばらくして・・・ゆきちゃん達は「サモイ・ヨ・ネエ」の近くまで来ました。するとこんな看板がありました。
「この線から先はとっても寒いのであったかい格好をしましょう!ぎーよ印のギヨッカイロがおすすめ!!株式会社ギヨッカイロ」
と・・・
そこでぎーよ達は立ち止まり、背負っていたリュックの中から温かそうな服を取り出しました。
ロングコートのぎーよもいれば、ダウンジャケットのぎーよも、中には革のコートを着ているぎーよまでいました。
(ちびっ子のくせにしゃれてんな〜)
とまちゅーさんは感心していました。
一方・・・
「こんなのうそっぱちだよ〜」
「だってまだこんなに暖かいよ!」
「この会社の宣伝だよ〜」
と言っているゆきちゃんが30人くらいはいました。そして、その白い線を越えると・・・
「・・・しゃむいよ〜」
「ふがっふがっ(寒過ぎて口が開かないゆきちゃん)」
「わわわ・・・」
とすっかり、凍えてしまいました。慌ててゆきちゃん達は戻ってきて、防寒着を着てから、みんなで線を越えました。
もう寒くありません。ぎーよ印のギヨッカイロも重宝しています。
まちゅーさんはあまちゃんの脇を抱えて、まるであまちゃんが歩いているようにして
「よいしょ♪よいしょ♪あまちゃんの行進♪」
と歌い始めました。すると、みうみうは
「よいしょ♪よいしょ♪みうちゃんの行進♪」
と歌います。ゆきちゃん達は
「よいしょ♪よいしょ♪ゆきちゃんの行進♪」
と歌いながら歩いて行きました。
しばらく歩いてもう少しでスケート場に着くかというところで、風が「ぴゅー」と吹いてきました。
風と一緒に葉っぱが3枚こちらに向かってきました。
するとその葉っぱ達がもちみたいに「びよーん」と伸び、まちゅーさんの頭にまとわりつきました。
「ぎゃーなんか、生暖かい!」
とまちゅーさんが叫びました。すると葉っぱことムーチーが
「ひゃっひゃっ」
と悪そうに笑っています。
「急にまとわりついて〜」
まちゅーさんが文句を言うと
「まちゅーさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!」
とムーチー歌い始めました。
(くぅ〜)
ゆきちゃん達も
「まちゅーさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!」
と歌い始めてしまいました。
こうなるとどうしようもありません。
まちゅーさんはしばらく耳元でこの歌を聴かされるのでした。
「まちゅーさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!」
「まちゅーさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!」
まちゅーさんの耳元ばかりか、ゆきちゃん達までが歌い始めて大合唱になっています。
ぎーよのちっちゃい子達も
「ぎーよぎよ♪(まちゅーさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!)」
と歌っているみたいだし・・・みうみうも
「まちょしゃん♪あちりをおーめでかれして、ワッショイ!ワッショイ!!」
と微妙に歌えています。
あまちゃんまで、ニコニコと足をスリスリして歌にのっている模様・・・
まちゅーさんは相変わらず生暖かいムーチーが顔に取りついて奇妙なことになっている始末です。
そんなこんなしているうちにスケート場に着きました。

大臣

大臣「おほほ。おほほ。大臣の凄さを・・・」

早速ぎーよやゆきちゃん達はスケート場にある小屋でスケート靴をはき始めました。
そして一斉に外へ飛び出して行きました。
ぎーよの小さい子達はしょっちゅう来ているらしく、みんな上手です。ゆきちゃん達は・・・
どうやら30人くらいは上手です。あとの30人はなんとか氷の上に立って「そろ〜そろ〜」と歩けている様子。もう30人はもう大変!
ずっこけて、頭ぶっつけて泣いてしまうゆきちゃんや滑り過ぎて5羽くらいのぎーよを巻き添えにしてダイナミックに転ぶゆきちゃん。
「ひゃ〜」
ととりあえず大声をあげて転がって行くゆきちゃん・・・雪だるまになっているゆきちゃん・・・
大変そうです。
そんなゆきちゃん達をムーチー達にとりつかれているまちゅーさんが大笑いで見ています。
そうそう、残りの9人くらいは・・・
いつもと同じようにお菓子を食べたり、漫画を読んだり・・・とりあえずだらだらしています。子のコらはいっつもこんな感じです。
突然「おっ!仕事だな」といってムーチー達がまちゅーさんの顔からはなれました。まちゅーさんはそれに気づいていなかったのですが、いつもまちゅーさんの頭の上にいるもんもちゃんはそれに気づいてついていくのでした。
さてさてみんなスケートで楽しそう!
ゆきちゃん達やちっちゃいぎーよ達だけでなく、大人のぎーよもスケートを楽しんでいます。
なんだかとっても上手に滑っているぎーよがいます・・・だれだぁ・・・

・・・

・・・

・・・

大臣だ!
(あいつ・・・大臣だろ!仕事もしないでスケートなんぞしよって・・・ぎーよ王国以外だったらクビだな)
「おほほ。おほほ。このエレガントな滑り・・・さすがは!冬期ギヨリンピックのフィギュアで5度・・・スピードスケートでは6度も4位に入った事がありますからね〜」
大臣がみんなに聞こえるような大きな声で言っています。
(合計11回もオリンピック・・・じゃなくてギヨリンピックで4位って・・・ある意味凄いけど、なんだか中途半端だな〜)
「おほほ。おほほ。」
「大臣さ〜・・・いつになったらメダル取るの?」
「むきー!むきー!ちびっ子には分からない苦しみがあるのですよ!むきー!」
子供あいてに怒っています。
(うわ〜大人げないな〜)
と思いながら、まちゅーさんが大臣に近づき、肩に手を乗せようとした瞬間・・・
「ぱんっ!」
大臣がまちゅーさんの手を払いました。
「きっ!」とまちゅーさんを睨み
「きやすく触れるのやめて頂けますか。おほほ。おほほ」
と不敵な笑いで言いました。
(なんで、こいつは俺を目の上のたんこぶのように・・・とほほ)
さらに、ぷいっとして
「覚えてな!」
といって去って行きました。

もんもちゃん

もんもちゃん「ムーチーかっこいい!」

まちゅーさんが、途方に暮れているその頭上で、ムーチ達は
「やーれ仕事だ♪」
「俺らの本領発揮だぞ♪」
と歌いながら誰にも気づかれないように行きました。ところが、もんもちゃんはムーチ達に気づいて追いかけて行きました。
ムーチー達がもんもちゃんに気づいて
「こらっこらっガキがきちゃいかんよ」
というと
「なにしているの?」
ともんもちゃん
「しょうがねぇ〜なぁ〜誰にも言うなよ・・・あっちから風邪菌がきているんだよ。それを退治してゆきちゃん達やおまえさんやまちゅーさんやぎーよが風邪ひかないようにするのが仕事なのさ」
「しゅごーい!」
「でも、近づくと風邪引くからきちゃいかんぞ」
というと、もんもちゃんは「こくっ」とうなずいてまちゅーさんの頭に戻ってきました。
「もんもちゃん何してたの?」
と聞くと
ふがふが怒りながら口を「ムー」と閉ざしてしまいました。
一方ムーチー達はヒラリヒラリと舞っています。
一件風に揺られているように見えるのですが、「ムーチームーブ」という特別な踊りで、ヒラリとしながら自分たちの体に風邪菌を吸い付かせているのです。ムーチー達に菌が着くと、菌はだんだんと浄化されてしまうのです。
「あらよ♪」
「ほらよ♪」
とはじめはおとなしかったのですが次第に
「まちゅさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!」
といつもの歌になってしまいました。
そんなこんなしているうちに菌はだんだん減ってきました。
菌が殆どいなくなったくらいのときにムーチー達に気づいたゆきちゃんが
「なにしているの?ムーチども」
と聞きました。
ムーチー達が
「いやぁ〜な、いい風がきたから踊っていたのさ」
と照れ隠しをしながらいうと、もんもちゃんが
「あのね!すごいんだ・・・ふが」
と南下を言おうとですが、たちまちムーチー達に口を抑えられてしまいました。小声で
「言うなよ」
と言われてしまいました。それからムーチー達はまちゅーさんの顔にまとわりついて
「まちゅさんのおしりをおーけで隠してワッショイ!ワッショイ!!」
となんだかごまかすように歌っていました。
それにつられてゆきちゃん達も一斉に合唱を始めました。
一人のムーチーが
「あっ・・・そういえば、まだ完全に風邪菌死んでねぇな・・・まちゅーさんだから大丈夫かな・・・」
とつぶやきました。
その次の日まちゅーさんが風邪をひいて寝込んだのを見て、ムーチーが「あちゃー」といっていたことはもんもちゃんだけが知っている秘密でした。
終わり!
posted by sr2s at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | お話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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